ただいま、ダニエル・ギルバートの著書、『明日の幸せを科学する』を読んでいます。もう、今までで一番ハマった本と言っても過言でないくらいドはまり中。(ハリー・ポッターを超える?)
ギルバート教授は、ハーバード大学の心理学教授。特に幸せとは何か、人間はいつ・なぜ幸せまた不幸せと感じるのかについて研究しています。数々の実験結果や脳科学の知識を使って教えてくれるこの幸せの心理学が、分かりやすい!そして納得!日本語訳も出ているようなので、ぜひおススメします。
恋愛・結婚に当てはめると目からウロコが落ちたようによくわかることがたくさん!ということで、このブログでシリーズにして、学んだことを(私なりの解釈・応用と共に)シェアしたいと思いました。今日は「結婚相手に選ぶなら好きな人?条件の良い人?」について。まず、以下の実験を紹介します。
T.D.ウィルソン教授らは印象派絵画のポスターと面白い猫の絵のポスターを用意し、実験参加者にどちらか一つ選んだ方をプレゼントすると告げました。参加者は二つのグループに分けられました。一つのグループは、直感で好きな方を選ぶグループ(考えない派)。もう一つのグループは、それぞれのポスターの好きな点好きでない点を論理的に考え、決断するグループ(考える派)。実験後、参加者に電話をかけ自分の選んだポスターにどれほど満足しているか尋ねたところ、考えず直感的に選んだグループの方が論理的に考え他グループより満足度が高いという結果になりました。
私たち人間は、将来感じるであろう感情を予測することができます。ファイナンシャルプランナーや進路相談員は色々な点を考慮して決断しましょうといいますが、それは結果的に、自分が納得いかない・満足しない選択をしてしまう原因となることも。
婚活ウェブサイトやお見合いなどでは、職業、年収、身長、年齢などの条件で人を探せる時代。特に人生を共にする結婚相手となると、様々な点を考慮して選んでいくことが大切です。けれども時々、本当に人を好きになることを忘れてしまうこともあります。社会や周りのプレッシャーにより、素直な自分が押し殺されていませんか?シンプルに、この人と一緒にいて楽しい、ずっと一緒にいたいと思える人に出会い、結婚出来たら幸せですよね。
今日のシェアはここまで。直感の大切さについてお伝えしましたが、次回は直感や想像力の限界について!
TEDトークにもギルバート教授の日本語訳付きのビデオがあるようなので、参考にしてみてください。
TEDトーク:ダニエル・ギルバート『私たちが幸せを感じる理由』
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